心が揺れるオススメのSF小説をランキング形式で紹介します

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感情揺さぶられるような小説に出会えないかしら…

こうした悩みを解決します。

本記事の内容:
・おすすめのSF小説ランキング

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SF小説ランキング

まだ見ぬ世界に幻想を抱きながら想像力でお話の世界を旅行する…SF小説にはそうした楽しさがありますね。
どの作品にもそれぞれの良さがあって優劣つけがたいですが、オススメのSF小説をランキング形式で紹介したいと思います。

第5位:秘密

秘密 東野圭吾

中身の濃い作品をじっくり楽しみたい人にオススメ!

ミステリーやサスペンスで有名なかの有名な東野圭吾先生の作品です。
既に映画化やドラマ化のされている有名な小説ですね。
本当はこの作品を偏にSFと呼んでいいのかすごく迷いました。
というのも設定はSFではありがちな「魂が入れ替わる」系なのですが、
そんな軽いものではなく内容がとにかく濃厚なのです。
とある事故により2人の魂が入れ替わります。
入れ替わるだけならまだ良かったのですが母の方の体は事故により死んでしまうのです。
その場合娘の魂はどうなるのでしょうか?

愛する娘と妻の魂が入れ替わってしまった男性。娘の体で生きる女性。
はたまた、事故を起こした運転手の家族。様々な人間味が溢れる複雑な感情の中で生まれる「秘密」。

結末の衝撃と読後の余韻がずば抜けているように思いました。
家族とは何か、愛する人のためを思う幸せとは何かを改めて問いただされる小説です。

今回はSF要素の含んだ小説として紹介していますが東野圭吾先生特有のミステリーもしっかりあって
1冊でどの角度からでも楽しめるものだと思いました。
異なるふたつのジャンルが見事に融合した濃密な枠組みで、中身の濃い作品をじっくり楽しみたい人にオススメです!

映画「秘密」はAmazon Prime Videoで見ることができます。

ドラマ「秘密」もAmazon Prime Videoで見ることができます。
こちらの方が映画に比べて内容が濃いのでオススメです。

第4位:おのぞみの結末

おのぞみの結末 星新一

キレよくサクッと読み切りたい人にオススメ!

「ぼっこちゃん」等数々の有名小説を世に排出してきたショートショートでお馴染みの星新一先生の作品です。
2位におすすめしている新井素子先生は星新一先生の愛弟子のひとりなんですよね。
まさしくSF界のパイオニアです。

この小説は11作品から成っています(他のショートショートに比べると少し長めといった感じ……かな)。
星新一先生の作品は短編でありながら、私たち読者の想像を斜め上にいく結末ばかりなんですよね。
落とし所がいつも斬新でブラックユーモアを交えながら想像上の近未来を描く様にハマってしまうと
この先生の世界観から抜けられなくなってしまいます。

中でもこの1冊は大どんでん返しや奇想天外なストーリーが多くかなりの中毒性がありました。
1作に「ひとつの目標」というものがあるのですが、この本の中で私の一番のお気に入りです。
人類を脅かすあるものを根絶するという目標を達成するために奮闘した人々が、達成した後に味わう日々の虚しさ。
「緊張は文明にとって必需品なのかもしれない」と思い至った人間のとる行動を滑稽に描いてあります。
このような小説を読んで笑っていると、自分自身の行動もこの世界の秩序も見方を変えれば
この様に可笑しく見えるんじゃないかなと思えてくるのです。
まさしく鋭利な目線で社会を風刺しているからですね!

SFというのは、まだ見ぬ世界に幻想を抱きながら想像力でお話の世界を旅行するものだと思っています。この小説も間違いなくそれを体現しているんじゃないでしょうか!

第3位:ぼくは明日、昨日の君とデートする 

ぼくは明日、昨日の君とデートする 七月隆文

SF初心者にオススメ!

こちらは映画化もされていて既にとても有名な作品ですね。
叙情的な作風が持ち味の七月隆文先生の小説です。
キャッチフレーズ(?)が「彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読みたくなる」
というものなだけあって、謎が理解出来た時の衝撃は壮大なものでした。
何気なく読み進めていたワンシーンが急に意味を持ち始める感じが堪らなかったです。
個人的な意見なのですが、一度読んだあともう一度読み直すことをおすすめします。
エンディングを知ってるからこそ気付ける伏線もあるし、感じとれる登場人物の想いもあります。

主人公達の時間軸を悲壮なものと取るか、ある種ロマンチックなもの取るか。
2人の結末を不幸と取るか幸福と取るか。様々な感じ方を楽しめる一冊だと思います。

SF独特のありえない設定だと頭で分かっているのにどうして、
こんなにも感情移入してしまうのか自分でも不思議でした。
テンポよく進むセリフが本当に読みやすく読者に馴染むんですよね~。

「ぼくたちはすれ違ってなんかいない。端と端を結んだ輪になって、ひとつにつながってるんだ」

この意味が分かった時切なさの波が襲ってきますが、同時にSFの世界の面白さがわかると思います!!!
SF初心者の方には特に本当におすすめです!

映画「ぼくは明日、昨日の君とデートする」はAmazon Prime Videoで無料で見ることができます!

第2位:チグリスとユーフラテス

チグリスとユーフラテス(上)  チグリスとユーフラテス(下) 新井 素子

長い文章をじっくり読みたい人にオススメ!

「ライトノベル作品の草分け的存在」と言われている新井素子先生の作品です。
10代からSFを書いている新井素子先生はどの作品も本当に面白くて1つを選ぶのは苦渋の決断でした。
そんな私がとりわけ好きな作品です。

宇宙にまで化学の進歩を進めた人類の繁栄と滅亡のお話。
話の構成は逆さ年表記になっていて、その時代ごとでの特権階級の人達が信念を貫くことにより
悲運な「最後の子ども ルナ」が誕生してしまう様を描いています。
「最後の子ども」で居なくてはならない彼女の苦悩は読んでいて痛ましく深いものでした。

上下巻の二部作になっていて物語量はひとつの物語としては多いです。
その分各章ごとでの女性たちの人生を色濃く赤裸々に記してあり
しっかりとしたSFにも関わららずとてもリアリティがありました。

多くの人間が生殖機能がなくなってしまい、子供が産めることこそが至上なことであるとする世界。
そんな世界から物語は始まるのですが、(と言っても逆さ年表なのでその世界は限りなく終わりの世界なんですけどね。)
そんな怖い世界ももしかしたらこれから先来るかもしれません。
科学の進歩は人類の「生きる」姿を変えているのかもしれません。
自分にとっての生き様、大切なものはなにかを考えさせられる小説でした。

この世界で「今」上流階級なものは次の世でも上流なものとされるのでしょうか?
愛とは、命とはなにでしょうか?SFの枠組みを大きく超えている超大作だと思います。

第1位:君の話

君の話 三秋 縋

恋したい人にオススメ!

SF要素がありながらも純恋愛小説で、オススメしたい小説ナンバーワンの作品です。

記憶改良技術により「義憶」という名の記憶を売り買いすることが出来る世界。
誰もが1度は羨望したことがある世界で織り成される数奇な運命のお話です。

読み始めには謎が沢山存在します。
読み進めていく中で1つずつ解き明かされていきますが、
感動的なラストに繋がる頃には大号泣が待っていました。感動と言う言葉は軽すぎるように思うほどでした。
何よりこの小説は美しいのです。
現代的な若者の気持ちと淡い恋心、避けられない残酷な現実を繊細な文章で描かれていて
美しい描写に心が打たれました。

「おしまい」しかない2人の結末にも関わらず読み終わりには読者の中で新しい気持ちが芽生えます。
その小さな温もりに心が温まり満足感で満たされたのが印象的でした。

「出会う前から続いていて、始まる前に終わっていた恋の話。」

作者の三秋縋先生はこの小説をこの様に表現しますが、本当にその通りだと思います。
本当の優しさとは何かを考えさせられる一作ですね。
恋愛モノなのは間違いないですが計算され尽くされたSFの世界観がかなり濃厚で読み応え満点だと思います。

これを読んだあと誰かを愛さずにはいられなくなるんじゃないでしょうか!
愛する人と話がしたくなるんじゃないでしょうか!

まとめ

以上がオススメしたいSF系小説ベスト5になります。
本当に決めきれなかったので元々考えていた「感動する小説」というのも選考のひとつに入れました。
そのせいで少しテーマが重かったり感動の要素が強い小説が集まっているかもしれません。
しかしSFというのは感動と切り離せない所があると思っています。
ワクワクする、心が踊る想像をそのままに終わらすのは物語としては難しいのです。
そこに登場する人達のドラマを描いている以上
フィクションの終わりには悲しさや儚さが伴うことが多いのでは無いでしょうか。
そんなことを思いながらランキングをつけさせて頂きました。

考えているとどうしても捨てきれなかった本がいくつも存在しています。
本当な面白かったものばかりで…でもランキングに入れられないという葛藤の末、
番外編として書いてみます。

番外編

ダレン・シャン

ダレン・シャン

読書入門としてオススメ!

そもそも私が小学生5年生の頃読書にハマるきっかけとなった本です。
児童文学でありながら大人になった今でも胸を打たれる小説のひとつです。

吸血鬼が題材となっていてSFというよりファンタジー味が強いなと思いランキングには選びませんでした。
いきなり吸血鬼として生きることになった少年は想像を絶する世界を生きることになります。
時にグロく生々しい描写はリアリティを生み、目の前にありありと映像を映し出すようでした。

また当時の私は一番好きな男性がその物語の登場人物になったりしていました。
それほどキャラクターそれぞれの個性が確立されているのです。
彼らが作る絆や衝突や挫折に翻弄されっぱなしでした。
吸血鬼の世界が本当にあるんじゃないかと私は今でも思っています。
作者のダレンシャンはきっと本当に吸血鬼だと……(その後デモナータ等の小説を読んでその想像は砕けたんですけどね!)

全部で13巻で番外編までついている長編小説ですが駆け抜けるスピード感があり一気に読めます。

映画「ダレン・シャン」はAmazon Prime Videoで見ることができます。

二分割幽霊綺譚

二分割幽霊綺譚 新井素子

2位で紹介した新井素子先生の作品です。このふたつで本当に悩み続けていました。

この小説は「チグリスとユーフラテス」とは違い完全無欠なSF小説です。
そして悲しさも全くありません。読んでいる間中笑ってしまうような小説です。
一言で言うなら面白いに尽きます!だから本来のSF小説ランキングという意味ではこちらが近いのかもしれません。

その小説のすごいところは今から1986年に書かれたというところです。
半陰陽により性別転換、パラレルワールド、吸血鬼、モグラ王女、幽霊、という
まさしくラノベに出てくるもの全てが一冊の本に登場します。
それが35年前に20代の女性によって描かれていているんです。
本当に壮大で且つ凄まじい作品だと思います。

また新井素子先生の小説は他の本との繋がりがあるのも面白いところです。
例えばこの本に出てくるマンションは、他の小説に幾度となく登場する時空の歪んでいるマンションです。
ある本の主人公はある本の主人公の孫だったりします。
手当り次第に読んで行くといつの間にか繋がりを発見できるのがとても楽しいと思いました。

L

L Acid Black Cherry

これに至ってはSFどころかファンタジーでもないです……。純粋な恋愛もので且つ一人の女性の人生劇です。

「欲しかったのは愛」本当の愛とはなにかを問う作品です。
この作品は歌手のAcid Black Cherryさんが書いています。
本と同時に同名のアルバムも出していて、曲一つ一つと物語がリンクしています。
曲と一緒に物語を楽しむ、物語と一緒に曲を楽しむ、そういう楽しみ方も新しくて面白いと思いました。

一人の女性の過激な人生を垣間見ていると生きるのに精一杯だった彼女の想いがすごく伝わってきます。
映画化もされているのでそれも込みで楽しむのもいいですね!!

アリーナツアーライブ「L」はAmazon Prime Videoで無料で見れます。

映画「L」はこちらからどうぞ。

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